バイトルでの求人掲載方法

求人広告は、アルバイト採用を素早く行いたい企業やお店の心強い味方です。数ある媒体の中でも、株式会社ディップが運営している「バイトル」は、業界の認知度も高く、おすすめサイトの一つです。

今回は、「バイトル」がどのような媒体なのか、特徴やプランについて解説していきます。比較的リーズナブルで、ユーザーの数も多いところが魅力です。詳しい掲載手順も紹介しますので、検討している方はぜひ最後まで読んでみてください。

バイトルの特徴

バイトル

画像引用元:バイトル

まずは、当社ディップ株式会社が運営している「バイトル」がどのような媒体なのか、3つの特徴について解説していきます。

若年層のユーザーが多い

1つ目の特徴は若年層のユーザーが多いという点です。

2020年3月〜2021年2月の応募者データでは、

  • 19歳までの会員:20%
  • 20〜24歳の会員:28%
  • 25歳〜29歳の会員:14%

であり、30歳未満の会員は全体の62%にものぼります。

大学生やフリーター層のユーザーも多く、アルバイトのニーズがもっとも高いとされる若年層を上手に囲い込んでいるサイトです。プロモーション活動についても若年層をターゲットとした芸人やアイドル、ユーチューバーを積極的に取り入れていることも認知度を高めています。

掲載中に原稿修正や停止ができる

2つ目の特徴は、掲載中に原稿修正や停止作業を行えることです。反映までの時間も早く、スピーディに効果改善や原稿入れ替えが可能です。

掲載中に、ほぼ修正ができないサイトもある中で、様子を見ながら改善していけるバイトルは、派遣会社などに多い急な募集にも対応しやすく使いやすい仕様になっています。

オプション機能が充実している

3つ目の特徴は、オプション機能が充実していることです。

たとえば、バイトルには3つまで動画を掲載できます。写真よりも多くの情報を伝えることができ、実際の職場の雰囲気や文章では伝えきれない情報を30秒程度の動画におさめることができます。

また、応募バロメーター機能もバイトルらしい機能の一つです。掲載中に応募がどのくらい集まっているか、一覧画面で確認することができます。応募が少ない求人は「応募するチャンス」だと思ってもらえたり、応募が多い求人は人気であることから更なる応募を獲得しやすくなったりします。

沿線リスティングやスカウトメール、面接コボットの装着など、バイトルならではの有料オプションもあります。プランを決めるときは、原稿サイズと期間だけではなくオプション装着の有無についても一緒に考えましょう。

バイトルの掲載料金・掲載プラン

インターネットで仕事探しをする男性の手元

バイトルを掲載したいと考えたとき、掲載料金やプランが気になりますよね。ここでは、原稿のサイズの仕組みや枠数について詳しく解説していきましょう。

掲載料金

掲載料金は、エリア・期間・原稿サイズによって変わります。もっとも安価なプランであれば、2万円〜掲載することができます。PLプラン(EX)のサイズの場合、1週間40万円というエリアもあります。

料金の幅が広い分、期間や枠数によってプランを決めることが重要です。また、バイトルは

  • 1枠
  • 3枠
  • 5枠
  • 10枠

と、案件数によって原稿本数を選べます。

基本的には1職種・1勤務地・1雇用形態という形で1本ずつ原稿を掲載することがおすすめです。なぜなら、1つの原稿に職種をたくさん盛り込んでしまうと、掲載コストは安価になるものの、効果が出にくくなるためです。

求職者から見ても、スッキリと見やすく、1つの職種に対してのみ仕事内容の説明があるほうがわかりやすく安心して応募しやすくなります。原稿数を増やせば1本分の単価は安くなりますので、複数職種があるときは原稿を分けて案件の数だけ掲載しましょう。

原稿サイズ

原稿サイズには、次の6パターンがあります。

  • PLプラン
  • Pプラン
  • Dプラン
  • Cプラン
  • Bプラン
  • Aプラン

PLプランが最も上位表示となり、順番に下がっていきます。原稿の文字量はどのプランであっても変わりません。採用にかける金額によって求職者に伝えられる情報量に差がでないよう、表示する順番で差をつけているのがバイトルの特徴です。

掲載期間

掲載期間は、

  • 1週間
  • 2週間
  • 4週間
  • 12週間
  • 24週間

から選ぶことができます。掲載期間をどのように決めるのか悩む企業も多いですが、案件の難易度とターゲットの思考によって異なります。

たとえば、短期募集ですぐに働きたい大学生をターゲットにした1日限りのスポット案件であれば、1~2週間の掲載で良いでしょう。しかし、慢性的なニーズが発生している介護職や難易度の高い資格職の案件などは、12週間や24週間などの長期間の掲載がおすすめです。ターゲットとなる人材が求人を探し始めたタイミングでしっかりと露出させておくことが重要だからです。

「安いから」と安易に短期掲載を選ぶのではなく、きちんと戦略をたてて掲載期間も決めることが大切です。

キャンペーン

バイトルは、定期的にキャンペーンの案内を行っています。たとえば、新規のお客様限定で1週間掲載延長ができたり、プライスダウンしたり、内容は時期によってさまざまです。

他にも、年末年始やお盆の長期休暇限定の期間延長や、上位サイズのプラン限定で特別プライスの案内などがあります。キャンペーンの内容や対象はタイミングによるものが大きいため、掲載を考え始めたタイミングで、当社の営業担当に相談してみてください。

バイトルへの掲載手順

バイトルに掲載しようと決めたら、掲載開始までの手順についても確認しておきましょう。

バイトルへの掲載手順

・ステップ1:問い合わせを行う
・ステップ2:営業担当者と打ち合わせをする
・ステップ3:原稿確認を行う
・ステップ4:掲載開始する

ステップ1:問い合わせを行う

まずは,ディップ株式会社の窓口に電話もしくはメールでお問い合わせください。

担当から連絡が届きますので、打ち合わせの日程調整をしましょう。最短で当日の掲載も可能なくらい、スピード感の早い媒体です。いつまでに採用したいのか逆算して、できるだけ早めに相談をするのがベストです。

ステップ2:営業担当者と打ち合わせをする

続いて、担当の営業と打ち合わせを実施します。営業から細かく募集についてヒアリングされますので、次の項目について整理しておくと良いでしょう。

  • 募集背景
  • 募集人数
  • 採用期限の有無
  • 欲しい人物像
  • スキルや資格などの必須条件
  • 給与や福利厚生など募集条件

特に重要なのは、人物像の設定です。性別や年齢・属性といったハード面と、性格や思考といったソフト面の両方をイメージしておきましょう。

どんな人材を採用したいかによって、採用難易度が変わります。難易度に合わせて、営業がプランを複数提案しますので、相談しながら擦り合わせていくことが重要です。

また、営業はこれまでの実績や直近の採用に関するデータも持ち合わせています。給与の平均相場やプラン別の平均応募数などを提出してもらい、データをもとにプランを決めていきましょう。

ステップ3:原稿確認を行う

プランが決まったら、ディップ株式会社側で原稿を作成します。完成したら企業に提出されるため、内容をよく確認し、気になる箇所があれば締め切りまでに修正の依頼をしましょう。締め切りには余裕を持って対応するようにしてください。

効果を最大限にするために、作成原稿には人気のキーワードを盛り込んだり、ターゲットに対するメッセージを入れたりしながら慎重に作成します。強いこだわりがない限り、ベースのテイストを守りながら修正のやり取りを行うことをおすすめします。

原稿には、写真・動画も挿入できます。できれば最大枚数入れると良いです。打ち合わせのときに決めた採用ターゲットに向けて写真を選ぶことも重要です。

たとえば、シニアが載っている原稿に若年層は応募しにくいように、ターゲットとマッチした素材を選んで掲載しましょう。

動画もバイトルならではの機能なので、会社紹介やメッセージをコンパクトにまとめて撮影すると良いです。ディップ株式会社とお客様が協力して、良い原稿作りを目指すことが大切になります。

ステップ4:掲載開始する

原稿が完成したら、いよいよ掲載開始です。掲載中に反響を見ながら原稿を修正できるため、定期的に営業と連絡を取りながら反応を見ていくと良いでしょう。

応募者の対応はスピードが重要です。競合他社に遅れをとらないように、応募がきたら早めの面接設定を心がけてください。

また「電話対応が冷たく感じた」「連絡が遅かった」といった理由で志望度が下がったことがある求職者も多いです。丁寧な対応を心掛け、可能であればオンライン面接の導入もしてみましょう。

Webで遠隔面接ができるようになれば「採用選考がスムーズになると思う」「手軽に応募できるようになると思う」という意見が7割を超えるというアンケート結果も出ています。時間短縮や交通費の削減などメリットも多い取り組みですので、まだ導入していない企業は検討してみてください。

バイトルを活用して採用を成功させるポイント

バイトルを通して良い人材を獲得するために、次の5つのポイントを押さえた採用活動をしていきましょう。

ポイント

・採用ターゲットを定める
・採用ターゲットが動いている時期に掲載する
・短期掲載は控える
・振り返りを行う
・しごと体験や見学を積極的に受ける

採用ターゲットを定める

1つ目は、採用したいターゲットを細かく定めることです。

「誰でも良い」という原稿は、誰の心にも刺さりません。原稿は広告ですので、ターゲットに対するメッセージ性のある内容にすることが重要です。

「ターゲットを決めるといっても、元気なら本当に誰でも良いのだけれど」というお客様もいらっしゃいます。その場合、既存スタッフの中から良いと感じるスタッフを思い浮かべてみてください。

その方の人物像をイメージするだけで、具体的なターゲットを決めやすくなるでしょう。

採用ターゲットが動いている時期に掲載する

2つ目は、採用ターゲットがどの時期によく動いているか考えて掲載することです。

特に属性によって、動きがなくなる時期と活発な時期が分かれやすくなります。たとえば、主婦(夫)が欲しいと思ったときは、次のように考えてみましょう。

  • 夏休みや冬休みはお子さんがお休みなので動きにくいかもしれない
  • 3月は配偶者の転勤が決まる時期なので動きにくいかもしれない
  • 4月後半であれば新生活が始まって落ち着き始めるため動き始めるかもしれない

大学生も本業は勉学なので、テストやサークルなどの予定を優先する可能性があります。その代わり、長期休みを狙って募集をかけたり、時期によっては短期バイトとしてアピールしたりすると採用の可能性があがります。

掲載時期は採用成功に大きく関係するポイントとなりますので、営業担当と一緒に考えながら決めていきましょう。

短期掲載は控える

3つ目は、掲載期間の決め方です。

採用活動の難易度は年々高くなっており、有効求人倍率も右肩上がりを続けています。1名に対して2社以上の企業が取り合っていることも珍しくありません。

そのため、基本的には掲載期間は長くしたほうが採用の確率は上がります。

たとえば、最上位プランで1週間掲載する場合と、真ん中のプランで4週間掲載する場合、圧倒的に4週間掲載する方が採用確率は上がります。

そのため、掲載料金が同程度であるなら、短期掲載よりも長期で掲載できるプランを選ぶことをおすすめします。ただし、極端に露出が少ない下位プランで長期掲載してしまうとダラダラと期間を過ごすだけで応募を集めにくくなってしまうため、原稿プランと期間のバランスは営業によく相談して決めると良いでしょう。

振り返りを行う

4つ目は、掲載後の振り返りを毎回必ず行うことです。

結果が良いときも悪いときも、振り返りを実施することが大切です。なぜなら、良いときは何が良かったのかまとめておくと、将来的に苦戦したときに生かすことができるためです。悪い結果のときはどこが良くないのかデータをもとに振り返っておくことが重要です。

バイトルの場合、職種ごとの平均データと比較した自社のデータをレポートで振り返りをすることができます。平均と比べてどこが悪いのか探しましょう。

一覧数・詳細数(クリック数)・応募数の3つの観点を見ると乖離のある部分が見つかるはずです。具体的な対策は次のとおりです。

  • 一覧数が少ないとき/掲載プランをあげるか、人気キーワードを追加して露出を増加。
  • 詳細数が少ないとき/職種名やメイン写真を変更。
  • 応募数が少ないとき/原稿を見たうえで応募していないため、決め手に欠けている可能性有。メリットやアピールポイントをヒアリングして追加。

ネット媒体のメリットは、PV数がわかるところです。必ず営業と一緒に振り返りをしてください。

しごと体験や見学を積極的に受ける

5つ目は、しごと体験や見学オプションを積極的に使うことです。バイトルの原稿を作成する際に「しごと体験」「職場見学」を受け付けるという設定があります。

企業によっては、文章だと伝わりにくい職場もあります。見学を受け付けることで、応募までのハードルを下げたり、入社後のミスマッチを防いだりすることが可能です。

しごと体験や職場見学のあとに入社したスタッフの方が、定着率も上がります。忙しい中で対応するのは大変かもしれませんが、長く働いてもらえるスタッフを採用するためにも導入を検討してみてください。

まとめ

バイトルで求人掲載したいときにどういった手順を踏んだら良いのか、今回の記事を通しておわかりいただけたでしょう。大学生やフリーターなど、若年層のユーザーが多い求人媒体として、バイトルを活用することは非常におすすめです。

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また、派遣会社であれば同社が運営している「jobs」の利用もおすすめです。月々3万5,000円で利用できる派遣案件管理システムで、「HRコボットfor応募対応」との連携も可能です。

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