求人サイト

求人サイトへの掲載は、応募者数を増やし、自社にマッチした人材を獲得するのに有効な手段の一つです。しかし、「どの求人サイトを選べばいいかわからない」と悩んでいる採用担当者の方も少なくないでしょう。

本記事では、自社が求める人材と相性が良いサイトを選べるよう、主要な求人サイト7媒体を比較しながら紹介します。求人サイトの選び方や掲載メリット・デメリットも紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

求人サイトへの掲載は必要?

そもそも人材派遣会社が人材を採用するにあたって、求人サイトへの掲載は必要なのでしょうか?

結論からお伝えすると、求人サイトへの掲載は、自社にマッチした人材を獲得するのに非常に有効的な手段です。なぜなら、多くの求職者が求人サイトを利用して職探しをしているからです。

厚生労働省が実施した『令和2年転職者実態調査』によると、転職者は以下の経路で転職活動を行っています。

転職活動の方法割合
求人サイト・専門誌・チラシなど39.4%
ハローワークなどの公的機関34.4%
縁故28.6%

転職者の多くは求人サイトをはじめとした求人広告を利用して、転職を実現しています。このことから、求人サイトへの掲載は人材の獲得に有効的な手段であり、必要性は高いと言えます。

求人サイトの選び方

では、求人広告を出すにあたっては、どのようにして求人サイトを選ぶべきでしょうか?自社に合った求人サイトを選ぶためのポイントを3つ解説します。

  • 求人サイトの特性
  • 掲載費用
  • 付属機能

求人サイトの特性

まず確認したいのが、求人サイトの特性です。求人サイトは、サイトごとにそれぞれ強みが異なることから、年齢層や性別、経験の有無など、利用する求職者の特性に大きな違いがあります。

たとえば、若手の未経験者層が多く利用するサイトもあれば、経験者が多く集まるサイトもあります。そのため、求人サイトの特性を知らずに認知度や月間訪問者数だけで選んでしまうと、採用につながりにくいでしょう。

自社が求める人材に効率良くアプローチできるよう、特性が自社とマッチした求人サイトを選ぶことが大切です。

掲載費用

求人サイトを選ぶにあたっては、掲載費用もしっかり確認しておきましょう。求人の掲載にかかる費用や料金形態は、サイトによって異なります。

また、求人広告掲載料の相場は、数週間で数万円ほどですが、具体的な費用はプランや掲載エリアなどによって大きく前後します。そのため、自社での採用活動の予算に合わせて、慎重に選定する必要があります。

ただし、掲載費用が安いからという理由だけで判断するのは控えましょう。いくら費用が安くても、採用につながらなくては意味がないからです。他社の実績や自社との相性などをもとに、高い費用対効果が期待できる求人サイトを選ぶことが大切です。

付属機能

付属機能の充実度も、求人サイトを選ぶ上で大切な判断材料の一つです。

多くの求人サイトには、求人広告の掲載機能のほか、採用活動を成功に導くための補助機能が備わっています。中でも、求職者に直接スカウトメールを送ってアプローチできると採用成功率に直結しやすいため、「スカウトメール機能」を備えているかを確認しておくといいでしょう。

求人サイトの比較表

次章で紹介している主要な求人サイト7媒体の特性・掲載料金・付属機能を比較表にまとめました。求人サイトを選ぶ際に、ぜひお役立てください。

特性最低掲載料金主な付属機能
バイトル・アルバイト・パート採用に特化
・若手や主婦層の採用に強い
・アルバイト求人サイトとして抜群の知名度を誇る
8,500円/1週間〜・原稿修正
・動画掲載
・職場環境バロメーター
Indeed・世界No,1の求人検索エンジン
・月間4,000万人の訪問者
・無料で掲載が可能
無料 (有料オプションのスポンサー求人機能:要問合せ)・候補者一覧管理
・企業ページ作成 ・Web面接
求人ボックス・幅広い層・ニーズの求職者が利用
・無料かつスピーディーな掲載が可能
無料 (有料枠オプション:1日500円〜)・求人の複製
・写真掲載
・自社評価グラフ
スタンバイ・1,000万件以上の膨大な求人数
・Yahoo!ユーザーにアプローチ可能
・無料で掲載が可能
クリック課金型 (要問合せ)・スカウト機能
・チャット機能
・応募者管理機能
マイナビ転職・若手採用に強い
・あらゆる職種・業種を網羅
有料 (要問合せ)・スカウトメール機能
・DM機能
・気になるマッチング機能
エン転職・若手採用に強い
・圧倒的な集客力
有料 (要問合せ)・社員口コミ機能
・カレンダー機能
・アラート機能
doda・経験者・即戦力人材の採用に強い
・多面的なプロモーションを展開
・業界最大級の求人数
10〜180万円 (要問合せ)・レコメンド機能
・口コミ収集
・掲載機能

主要な求人サイト7媒体を比較

ここでは、主要な求人サイト7媒体を比較しながら紹介していきます。

  • バイトル
  • Indeed
  • 求人ボックス
  • スタンバイ
  • マイナビ転職
  • エン転職
  • doda

バイトル

バイトルは、当社ディップ株式会社が展開する、日本最大級のアルバイト・パート求人サイトです。

アルバイト求人サイトとして抜群の知名度と集客力があり、掲載により応募数の増加が見込めます。また、掲載中は何度でも無料で原稿修正できる点や、最短で申込当日から掲載が可能な点など、利便性が高いことも企業から選ばれる理由です。

さらには、動画や職場環境バロメーターなどの独自機能で、職場の魅力や雰囲気を求職者にアピールしやすいのも特徴です。ユーザーファーストな情報を配信することで、採用後のミスマッチ防止にもつながります。

若手層や主婦層の採用に力を入れたい企業や、知名度の高いアルバイト求人サイトに求人情報を掲載したい企業におすすめです。

料金プラン

  • 8,500円/1週間〜

公式サイト

Indeed

Indeedは、株式会社リクルートホールディングスを親会社に持つIndeed Japan 株式会社が運営する、世界No.1の求人検索エンジンです。

インターネット上のあらゆる求人情報を網羅しているため、日本でも月間4,000万人以上と非常に多くの求職者が利用しています。

また、求人の応募から採用まで無料で行えることもIndeedの特徴の一つです。ただし、Indeedは膨大な求人数を誇るため、他社の求人票に埋もれず、求職者に確実にアプローチするには、有料オプションの「スポンサー求人機能」の利用も検討するといいでしょう。

スポンサー求人機能を利用すれば、自社の求人情報をより高い頻度で検索結果に表示させることが可能になります。クリックされた時のみ料金が発生するため、費用がムダになる心配もありません。

費用を抑えて採用を行いたい企業や、求人サイトでは採用に至らなかった企業など、求人検索エンジンを利用したい企業におすすめです。

掲載費用

  • 無料掲載
  • 有料オプション(スポンサー求人機能):要問合せ

公式サイト

求人ボックス

求人ボックスは、株式会社カカクコムが運営する国内発の求人検索エンジンです。

月間800万人と国内最大級のユーザー数を誇り、あらゆる雇用形態の求人をバランス良く掲載しています。そのため、若手からシニアまで幅広い層・ニーズの求職者にアプローチすることができます。

なお、求人ボックスは初期費用、掲載費用、成果報酬ともに無料で利用することができますが、より効率的に求職者にアピールするには有料枠の利用もおすすめです。有料枠では、自社の求人票を検索結果上位に表示できるオプション機能です。1日500円から利用できます。

「無料かつスピーディーに求人票を掲載したい」「幅広い層・ニーズの求職者にアプローチしたい」という企業での利用がおすすめです。

掲載料金

  • 無料掲載
  • 有料枠オプション:1日500円〜

公式サイト

スタンバイ

スタンバイは、株式会社スタンバイが運営する求人検索エンジンです。

1,000万件以上(2020年8月時点)と膨大な求人を取り扱っており、誰でも簡単に求人情報を検索・閲覧できることから、多くの求職者にアプローチが可能です。また、スタンバイは、Yahoo!JAPANが運営する「Yahoo!しごとカタログ」と連動しているため、多くのYahoo!ユーザーに閲覧してもらえることもメリットです。

なお、スタンバイは求人票がクリックされた時のみ費用がかかる「クリック課金型」の料金形態を採用しています。そのため、初期費用を抑えて求人票の掲載が可能なほか、高い費用対効果が期待できるという特徴があります。

「初期費用を抑えるため、成果報酬型の求人サイトを利用したい」「多くの求職者にアプローチしたい」という企業での利用がおすすめです。

掲載費用

  • クリック課金型(要問合せ)

公式サイト

マイナビ転職

マイナビ転職は、株式会社マイナビが運営する総合転職情報サイトです。

会員数726万人と業界最大級の登録者数を誇り、転職意欲の高い20〜30代の求職者がメインで利用しています。また、「3カ月以内に転職したい」会員が68%と、アクティブユーザーが多く、採用につながりやすい点も魅力です。

さらに、幅広い職種と業種、規模に対応した求人を取り扱っていることもマイナビ転職の特徴の一つです。中小企業から大企業まで、規模を問わず利用することができます。

「20〜30代の若手層を積極的に採用したい」「今すぐ転職したいアクティブユーザーにアピールしたい」という企業での利用に向いています。

掲載料金

  • 有料(要問合せ)

公式サイト

エン転職

エン転職は、エン・ジャパン株式会社が運営する転職求人サイトです。

業界最多1,000万人の総会員数を誇る上、毎月7万人の新規会員を獲得しているなど、圧倒的な集客力を誇ります。さらに、若手層の目に留まりやすいLINEやInstagramなどを中心にプロモーションを展開しているため、35歳以下の割合が「68.5%」と高く、若手採用に強いという特徴もあります。

また、エン転職は、社員口コミ数No,1の「ライトハウス」と連携しています。若手求職者が注目する「社員口コミ」を提供することで、求職者のニーズに答えると同時に、採用後のミスマッチも予防できます。

若手求職者にアピールできる求人サイトをお探しの方や、圧倒的な集客力を誇る転職サイトに求人を出したい方におすすめです。

掲載料金

  • 有料(要問合せ)

公式サイト

doda

dodaは、パーソルキャリア株式会社が運営する求人サイトです。

幅広い職種に対応し、20〜30代の若手層および中堅層を中心とした経験者・即戦力人材の採用を強みとしています。同一ブランドで求人情報や人材紹介サービスも提供していることから、専門性のある求職者にアプローチしやすいというメリットがあります。

また、多面的なプロモーション展開により、幅広い層にアプローチできるのも特徴の一つです。実際に、2022年9月に実施された「求人サイト月間訪問数ランキング」の中途サイト部門で1位にランクインするなど、利用者数は増加傾向にあります。

「即戦力人材の採用に力を入れたい」「経験や専門性を持つ求職者にアプローチしたい」という企業での利用に向いています。

掲載料金

  • 10〜180万円(要問合せ)

公式サイト

求人サイトに掲載するメリット

ここでは、求人サイトに掲載するメリットを再確認しておきましょう。

メリット

・多くの求職者にアプローチできる
・自社にマッチした人材を獲得できる
・比較的低コストで採用できる

多くの求職者にアプローチできる

求人サイトに掲載することで、多くの求職者にアプローチできます。誰でも気軽に求人情報を見られるため、不特定多数の人の目に留まりやすく、効率的に応募者を集めることが可能です。

また、興味本位や将来を見据えて転職サイトを閲覧している潜在転職者層にアプローチできるというメリットもあります。

自社にマッチした人材を獲得できる

自社にマッチした人材を獲得しやすいことも、求人サイトに掲載するメリットの一つです。

自社が求める属性の人材が多く利用している求人サイトを選べば、自社にマッチした人材を効率良く獲得することが可能です。さらに、スカウト機能などを活用すれば、欲しい人材に直接アプローチをかけることもできます。

比較的低コストで採用できる

求人サイトを利用するメリットの一つとして、コストを比較的安く抑えて採用活動を行えることも挙げられます。

求人サイトへの掲載には一定の掲載費用がかかりますが、人材紹介サービスを利用するのと比べるとコストを安く抑えられる可能性が高いです。特に、求人サイトへの掲載では応募者が増えたり、一つの広告から複数人を採用したりしても基本的に追加費用がかからないため、一人あたりの採用単価も低く抑えやすいという特徴があります。

求人サイト掲載時のデメリット・注意点

求人サイト掲載時に考えられるデメリットと注意点を紹介します。

デメリット・注意点

・求人掲載には工数がかかる
・マッチング率を高める工夫が必要
・採用できないと費用がムダになることも

求人掲載には工数がかかる

求人を掲載するにあたっては、費用に加えて管理工数がかかります。

  • 求人広告の原稿作成
  • 原稿の修正・調整
  • 応募者のレジュメ確認
  • 応募者対応

求人サイトを利用する場合、人材紹介サービスと比べて採用コストを抑えられますが、自社で情報を発信し、求職者にアピールする必要があるため、採用にかかる工数は多くなります。

そのため、求人サイトを利用するにあたっては、掲載費用だけでなく、掲載・管理にかかる人件費などのコストもしっかり検討する必要があります。

マッチング率を高める工夫が必要

求人サイトを利用して採用活動を成功させるには、マッチング率を高める工夫が欠かせません。というのも、求人サイトで採用に至ったとしても、「実際に働いてみたら思っていたのと違った」といったミスマッチが起こってしまうと、採用にかけた費用や労力はムダになってしまうからです。

求人広告を掲載した後も、積極的に情報発信するなど、マッチング率を高めるための継続的な取り組みが必要です。

採用できないと費用がムダになることも

上の注意点と関連して、求人サイトに広告を掲載しても採用に至らなければ、費用がムダになってしまいます。

そのため、高い掲載料を支払っても、採用に至らないリスクがあることを理解しておかなければなりません。

求人サイトへの掲載費用をムダにしないためには、自社の求める人材と利用者層がマッチしたサイトを選んだり、ターゲットに向けて魅力的な原稿を作成したりと、応募者数を増やすための工夫が必要でしょう。

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採用ページコボットが選ばれる理由

  • 応募集の増加
  • 採用業務の管理工数削減
  • 求人案件とのマッチング率向上

本記事で紹介した「Indeed」や「求人ボックス」「スタンバイ」など、業界大手の求人サイトと連携が可能です。多くの求職者にアプローチすることで、応募数の増加が見込めます。

また、採用ページコボットでは、求人情報と応募者情報をワンストップで管理できます。管理画面から原稿を掲載したり、修正したりできるので、求人掲載にかかる工数を大幅に削減できます。

最後に、当社ディップ株式会社が運営するバイトルで培った求人のプロが監修するため、他社と差別化できる魅力や特徴を求職者に向けて発信し、採用活動の活性化をサポートすることが可能です。

「求人掲載の工数を削減したい」「採用業務を一元管理したい」などとお考えの人材派遣会社の方は、ぜひ採用ページコボットの導入を検討してみてください。

公式サイト

まとめ

主要な求人サイト7媒体と、求人サイトの選び方や掲載メリット・デメリットについて紹介しました。

求人サイトへの掲載は、採用活動に欠かせない手段の一つです。求人広告を掲載して

効率的な採用活動につなげるには、自社が求める人材と相性が良い求人サイトを選ぶことが重要です。求人サイト選びで悩んだ際には、ぜひ本記事をお役立てください。

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