派遣営業のやりがい

派遣営業スタッフにとって「仕事をしていてよかった」とやりがいを感じる瞬間はどのようなときか説明していきます。ポジティブなシーンが増えていけば仕事も楽しいと感じやすくなります。

また、しんどいと感じるシーンと対策、課題にあわせたおすすめツールも紹介していきます。業務過多や煩雑な管理に悩んでいる派遣会社は本記事を読んで、ツールの導入も検討してみましょう。

派遣営業スタッフがやりがいを感じるシーン

派遣の営業スタッフがやりがいを感じるのはどのような時でしょう。まずは5つのシーンについて説明していきます。

派遣社員の就職をサポートできたとき

1つ目は、派遣社員の就職をサポートできたときです。なかなか就職できないことに悩んでいたり、どうしてもこの企業に入社したいという思いを面接で聞いていたりすると自然と感情移入することは多いです。

そんな求職者に対して、面接練習を行い、「なんとか良い企業とマッチングできるように」と力を尽くした結果入職が決まれば喜びもひとしおです。求職者側の立場に立てば就職することがゴールになるため、1つの目標をクリアしたような達成感を味わうことができるでしょう。

感謝の言葉をもらったとき

2つ目は、派遣社員や取引先企業から「ありがとう」といった感謝の言葉をもらったときです。派遣社員からは、希望の企業とマッチングしたり、入職後に問題なく働き続けられていたり、派遣営業のおかげでポジティブな働き方ができているときは感謝してもらいやすくなるでしょう。

また取引先企業からしてもずっと人がいなくて困っているなど、人材不足の課題が解決すれば「ありがとう」と言ってもらえることが増えます。

派遣営業スタッフには「人と企業をマッチングさせて感謝されることにやりがいを感じる」という人が非常に多いです。誰かの役に立っているという実感を得ることで「これからも頑張ろう」と前向きになりやすくなるでしょう。

営業目標を達成できたとき

3つ目は、営業スタッフに課せられている目標をクリアしたときです。

営業職という仕事は評価制度がはっきりしているため、頑張ったら頑張った分だけ目に見えて結果が出やすい職種です。一生懸命新規営業活動を行い、無事契約までつなげることができたり、スタッフの入職をサポートすることができたりすれば、モチベーションも上がりやすくなります。

また、派遣営業は「無形商材営業」と呼ばれる形のないものを営業する仕事です。有形商材の営業と比較すると、イメージを伝えるコンサルティング要素や、企業の課題を引き出すヒアリング能力、営業スタッフ個人の魅力が求められます。営業目標を達成できるようになるということは、こうした「営業力」が伸びていることを示しています。

自身の営業力が伸び、営業目標を達成する回数が増えてくれば、大きなやりがいとなっていくでしょう。

紹介営業が広がっていくとき

4つ目は、取引先から新規の顧客を紹介してもらえるときです。営業スタッフにとって、紹介で営業先を獲得することは取引先からの信頼を感じることができる瞬間でしょう。

新規の紹介は、普段のやり取りや派遣しているスタッフの質などに満足してもらえているからこそ獲得できるものです。満足度の高いサービス提供は、要望にしっかり答えながらマメにフォローしていくことの積み重ねです。「日々の努力が実を結んでいる」ことに強くやりがいを感じられることでしょう。

派遣先が成長していくとき

5つ目は、取引先が派遣社員の補充により既存社員の定着率があがったり、業績が伸びたりして成長していくことです。派遣営業スタッフは取引先の人材不足を解消するだけではなく、その先の事業成長にまで携わることができる仕事です。

人材不足を抱えたままの企業は成長がストップしてしまい、現状の業務が回らなくなります。人の成長は企業の成長にもつながります。人材の入れ替わりが激しい企業は、定着率の良い企業と比較しても大きく事業展開のチャンスを逃していることも多いのです。

そこで派遣営業スタッフが良い人材を補充してあげることができれば、取引先が本来やりたかった事業に取り掛かることができたり、職場環境を整えやすくなったり、課題を解消することができるようになります。

派遣営業スタッフがしんどいと感じるシーンと対策

派遣営業スタッフがつらいと感じるシーンを4つ紹介します。マイナスな気持ちになってしまう前に、どのように対策したら良いかについても解説していきます。

スタッフの管理がうまくいかないとき

1つ目は、派遣社員の管理がうまくいかないときです。派遣営業スタッフは、現場がスムーズに回っているか、入職日に人材が派遣されているか常に気を張っている必要があります。

また、当日キャンセルなどで人手が足りないときは、代わりの派遣社員を探さないといけないときもあります。取引先から怒られて気持ちが沈んだり、代替社員を探すために焦ったり、派遣営業をしていてしんどいと感じることが多くなるでしょう。

対策

スタッフの管理はこまめなフォローがカギとなります。派遣営業スタッフが現場のコンディションを掴むためにはこまめな面談や、入社後のミスマッチを減らすことが重要です。

案件が増えれば増えるほど管理するスタッフの数は増えていくため、1人1人の情報をストックしておき、必要なときにすぐ取り出すことができるシステムを導入することがおすすめです。

給料が上がらないとき

2つ目は、いくら頑張っても給料が上がらないときです。入社後何年たっても年収が変わらなければ「評価されない」と感じ、なかなかやりがいを感じることができないでしょう。

派遣営業の平均年収は300万円〜450万円前後と言われています。しかしトップ営業マンの中には年収800万〜1000万円ほど稼いでいる方もいます。業務だけが増えていくにも関わらず年収に反映されない期間が増えていくとモチベーション低下につながってしまいます。

参考:業種別平均年収ランキング【2020年版】マイナビAGENT

対策

給料が上がらないとき、まずは自身の目標達成率を確認しましょう。営業が自社に対して貢献できているかは、目標達成という目に見える確認ポイントがあります。

もし、クリアしているにも関わらず長い期間年収が変わらない場合は、転職も踏まえて給与交渉をしましょう。しかし、目標の未達成が続いている場合は、自身の業務を見直すきっかけにしてみてください。

「新規営業に時間を割けているか?」「営業力に不足している点はないか?」「取引先にスムーズに人材を派遣できているか?」といった観点で振り返ってみると課題が見つかります。

給与が上がらないからと言って課題をそのままに転職しても、同じことを繰り返してしまうだけです。業務効率を上げるツールを導入してみたり、営業力を身に付ける研修を受けたり、派遣営業として成長していくことが給与アップにつながります。

現場のフォローで労働時間が長くなるとき

3つ目は、現場のスタッフをフォローしていることで自身の労働時間が伸びてしまい、プライベートが浸食されてしまうときです。

現場に派遣しているスタッフにトラブルが発生すれば、謝罪対応をして必要があれば現場のフォローまで行うこともあります。急にスタッフが辞めてしまえば代わりのスタッフを探すために、残業してでも対応することも多いです。

さらに派遣社員と面談をしようとすれば、派遣先での業務終了後になります。自分の力ではコントロールできない業務に振り回されて早出・残業が増えてくると「つらい」と思うシーンが増えてしまいます。

対策

正直、派遣営業はかなり体力のいる仕事です。人を相手にしている時点で、残業や休日対応をゼロにする方法はおそらくないでしょう。

しかし、辛いと思う時期を乗り越えることができれば、体力がつき、捌ける業務量は増加していきます。

また、経験を積むことで何が起きるか「予測する」能力が上がります。

たとえば「この派遣先は〇〇という特徴があるからあらかじめ準備をしておこう」、「この担当者は午後の方が電話はつながりやすいから、午前中は後回しにしておこう」といった業務整理がしやすくなります。そうやって「仕事に追われる」状態から「仕事を追いかける」状態を作り出すことが重要です。

業務量が多く手が回らないとき

4つ目は、業務量が多くなっていき、手が回らなくなってしまうときです。派遣営業は次のように多岐に渡る業務をこなしています。

派遣営業の業務内容

・新規開拓営業
・ルート営業
・派遣社員と取引先のマッチング面談
・派遣社員の管理
・契約業務
・応募者対応、面接

中小企業の派遣営業であれば、本来コーディネーターが行うサポートなども巻き取っているケースもあります。事務処理などに追われ、本来注力するべき営業活動や派遣社員のフォローができない状態が続くとストレスとなり「しんどい」と感じやすくなります。

対策

営業活動に集中できるよう、事務処理を中心にツールの導入を検討してみましょう。事務処理の時間を短縮することができれば時間効率は大幅に向上します。見直すポイントは次のとおりです。

見直すポイント

・契約書の作成や送付
・派遣社員のシフト回収や管理
・応募者の管理
・面談設定のやりとり
・案件情報の管理
・契約更新の管理
・営業先リストの作成

上記のような事務処理や確認作業に時間を取られているケースでは、ツールを導入することで効率が上がり、正確性もアップします。業務管理ツールは色々な会社から提供されているので、比較検討してみると良いでしょう。

派遣営業スタッフの課題を解決するおすすめのツール

多くの課題を抱える派遣営業スタッフにぴったりのITツールが3つあります。今回は連携可能なツールも紹介しますので、同時に導入するのもおすすめです。

応募者管理ならHRコボットfor応募対応

HRコボットfor応募対応

1つ目の「HRコボットfor応募対応」とは、株式会社ディップが提供している応募者管理ツールです。累計導入企業数1700社を超えており、現在もぐんぐんと伸ばしています。

「応募者対応が煩雑になって困っている」、「求人媒体を多く利用しているため、応募窓口がいくつもあって管理が複雑」といったことに悩んでいる派遣会社にぴったりです。

主な特徴や機能

HRコボットfor応募対応」の主な機能は次のとおりです。

主な機能

・応募者への自動対応
・チャットボットで事前アンケート回収・面談日時の自動調整
・WEB面談機能で非接触面談
・派遣基幹システムjobsと連携

コボットは各求人媒体から応募者を自動で取り込んでくれます。同タイミングにチャットボットのリンクをSMSとメールにて応募者へ送信してくれるため、応募者を待たせない採用活動が実現します。

連絡漏れを防ぐだけでなく、面接率の向上により採用数UPが見込めるため、派遣会社の力強い味方となるでしょう。費用は見積もり依頼で提示してくれますので、気軽に問い合わせてみてください。

管理業務の負担軽減ならjobs

jobs

2つ目の「jobs」は株式会社ディップが提供している、派遣会社専用の業務管理ツールです。派遣会社は、書類作成や契約業務などこまかな業務がいくつもありますが、業務過多によるミスや抜け漏れに悩む企業にはぴったりのサービスです。

主な特徴や機能

jobs」の主な機能は次のとおりです。

主な機能

・顧客情報管理
・案件情報管理
・スタッフマイページ
・シフト提出
・シフト管理
・勤怠/経費報告
・契約書作成
・給与計算

情報の登録・管理でアサイン(掘り起こし・引き当て)のスピードUPが見込めたり、登録スタッフへのお知らせメールで案件紹介から就職決定まで、最短提供が可能になったりと案件と派遣社員の両方をスムーズに管理しやすくなります。

⽉額利⽤料 35,000円(税抜)(Jobsアカウント 27,500円(税抜)+サポート料⾦ 7,500円(税抜))以外の費用がかからないようになっています。

24時間365日応募自動対応の「HRコボットfor応募対応」と連携可能なので、同時導入がおすすめです。

営業リスト作成ならHRコボットfor営業リスト

HRコボットfor営業リスト

3つ目の「HRコボットfor営業リスト」は株式会社ディップが提供している、営業向けの新規リスト作成ツールです。

質の良いリストを用意することは、アポの取得率や契約率につながる重要なポイントです。しかし営業リストを営業自身が作成する場合、インターネットを活用して情報収集したり、求人のフリーペーパーなどを見ながら架電したりと手間も時間もかかります。そこでツールに任せることで最新情報を簡単に獲得することができ、大幅な時間短縮が見込めます。

HRコボットfor営業リスト」は、営業リスト作成の作業を省き、営業効率をあげたいと考える派遣会社にぴったりのツールです。

主な特徴や機能

HRコボットfor営業リスト」の主な機能は次のとおりです。

主な機能

・市場の80%を網羅する求人情報(中途メディア7媒体、APメディア3媒体、その他1媒体)
・細かい検索条件で効果的な営業リストを作成
・出稿金額や職種などで絞り込み検索が可能(エージェントの除外も可能)
・マップ機能で飛び込み営業など効果的な営業活動をサポート
・検索結果はCSVでもダウンロードが可能
・過去の求人も抽出可能
・競合他社分析や市場調査などに活用可能
・掲載元の媒体ページをワンクリックで確認

確実に求人ニーズのある顧客にアプローチすることができるようになるため、商談率もぐっと上がります。リスト作成だけではなく、エリア情報や競合他社情報をまとめることもできるため、商談時の大きなサポートとなるでしょう。

費用は初期費用 55,000円+月額費用1ID  55,000円(※追加1ID  5,500円/月税込み))となります。シンプルな価格設定で使いやすい点も魅力です。

まとめ

今回は、派遣営業スタッフが感じるやりがいやおすすめのツールについて解説しました。派遣営業の業務は本来、人と企業をマッチングする機会を作り出す、素晴らしい仕事内容です。ふとした瞬間に感じるやりがいを忘れずに、派遣社員の労働をサポートしていきましょう。

また今回紹介した「HRコボットfor応募対応」・「jobs」・「HRコボットfor営業リスト」は、派遣営業スタッフの業務負担を大幅に軽減してくれるツールです。営業活動に集中し、営業目標をクリアしやすくするにはツールに頼るのも良い方法の1つです。まずは気軽にお問い合わせしてみてはいかがでしょうか?